失敗の本質【平日投稿3日目】
「失敗」
この言葉を聴くとどんなイメージをもたれますか?
嫌だ。
避けたい。
怒られる。
恥をかく。
私はこのようなイメージで失敗を捉えていました。
でもふと思ったんですね。
昔は失敗を怖れていなかったことに。
中学の頃、「級長」という(一般的には学級委員長でしょうか)役を頂いたとき、それまで私はリーダーという役を経験したことがありませんでした。
なので全力で当たるが最初は失敗することは当然という風に思っていました。
一日のはじめ、一日の終わりと2回ある挨拶と司会進行、集会などでメンバーをまとめて時間内に指定の場所に整列させること。
予想通り最初はうまくできませんでした。
そこで前任の級長にやったことを聴いてみたり、担任の先生に具体的アドバイスを求めたりしました。
するとだんだんとうまくできている実感。
最終的には「生徒会長の応援演説で全校生徒の前でスピーチしてくれないか?」と立候補者から任せて頂けたり、級長満期後、別の委員会の委員長に推薦頂けたりしました。
他には、
大学時代はブレイクダンスをしていました。
始めたのが大学2年からでした。
なので周りとは純粋に1年のブランク、そもそも高校時代の経験者も沢山いたのでその差は数字以上にありました。
そこで私は同じブレイクダンスでも周りの誰もやっていない分野、「パワームーブ」を選択しました。
単純に一番自分がやってみたいという思いもありましたが、それ以上に「負けたくない」思いが強く、どうすれば勝てるかを考えました。
結果、周りと同じことをしていては勝てないと考えました。
パワームーブは誰もやっていない。
理由はすぐにわかりました。
すごく辛いです。
何が辛いか。
1つの技に最低でも3ヵ月かかると言われるくらいすぐにできないところや、練習過程が自分を痛めつける行為であること。
そして周りに誰もできる人がいないこと。
本当にこれはできるのか、と何度も思いました。
幸いなことにYou-Tubeというツールがあり、これを観ることで「できる人はちゃんといるんだ」と自分に言い聴かせながら毎日やり続けました。
毎日が失敗、失敗、また失敗。
これでもかという程失敗。
心が折れそうになる度、You-Tubeを観る。
失敗。もう一度。失敗。やり方を変えてみよう。失敗。このやり方ならどうだ?
失敗。でもさっきよりいいような…。失敗。気のせいかもしれない。
これを毎日繰り返して1ヵ月。
失敗。あ、なんだかスムーズになってきているような。
そして2ヵ月。
失敗。いけそうだ!失敗。もう少し!
これをその日に10回、20回繰り返して、ようやく。
成功!!!!
やった!1回成功したぞ!この感覚を忘れないうちに反復するぞ。
失敗。成功。失敗。失敗。成功。失敗。成功。失敗。成功。
そして明日。失敗。成功。失敗。成功。失敗。成功。成功。
これを更に何度も繰り返して。
成功。成功。成功。成功。成功。成功。成功。成功。成功。
やった…!いつでもできるようになった!
次は連続回転できたり、他の技とのコンビネーションをできるようになるぞ!
次なる失敗の始まりである。
というように、
失敗せずに成功する方が、実は不自然であることに気づいた。
ことによっては失敗せずに成功できることや人があるケースもあるが、
全部そうだなんてありえない。
失敗あっての本当の成功である。
実はこのことを身を持って経験して体現していたのに、
失敗を避けていた自分。
なんと愚かなことか。
これからは失敗を喜んで招き入れていこう。
だってそれが成功への通り道だと知っているから。