ライバル【平日投稿2日目】
【ライバル】
勉強会で一人のメンバーからライバルというワードが出て来た。内容は正反対の同じ部署の同期がいたから考えを受け容れることができた、というものだった。
それを聴いて私にとってのライバルを思い出した。
同期入社、同じく異国の地に配属され、同じ部署。彼と私も正反対であった。性格も人当りも大事にしている価値観も。そして明確過ぎる程の実力も正反対であった。
過去に名作となるマンガの条件に、主人公にはライバルがいる、という記事に触れたことがある。ライバルはときに頼りになる味方かもしれないし、強力な競う相手かもしれない。ライバルは同じ地で育った幼馴染かもしれないし、全く異国の地で違う経験をして来た同期かもしれない。
ライバルには色々な形がある。
自分という固定された価値観から離れて初めて見えてくるものもあると知った。
そこには成長があった。
はじめは正反対故に異質とみなし、否定し対立していた。
でもそれは羨ましさや憧れを感じていることに気づいた。
そして素直に取り入れてみた。
私は今、そのライバルの価値観を大いに自分の価値観として行動や判断の基準として来た。
1年近く続けて来てだいぶ自分の価値観として染み付いてきた。
その結果はよくなったのかは正直わからない。
でも過去の自分が考えなかった考え方や行動様式ができるようになった。習慣化した。
次はまた別の価値観に離れるときだ。
ライバルは選べる。
次は誰をライバルにしようか。